田中真澄講演会『「臨終定年」人生後半の生き方』

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テルです。

社会教育家の田中真澄先生の講演会『臨終定年 人生後半の生き方』に参加しました。

公開講演会は今回がラストとのことで、自分自身への復習を兼ねて、紹介します。

 

生き方のルネッサンス(復興・再生)

40年前から、人生100歳の時代・生涯現役を提唱していた田中真澄先生。

今回は、「生き方のルネッサンス」という次の3つ切り口で、これからの生き方を教えてくれました。

 

  1. 人生観の再生
  2. 仕事観の再生
  3. 能力観の再生

それぞれ解説します。

 

1.人生観の再生

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略 [ リンダ・グラットン ]が出る前までは、

人生 = 未就学期 + 就学期 + 就職 + 余生

という、価値観が主流でした。

 

生まれて乳幼児、幼児までの未就学期。

小学校・中学校・高校・大学・大学院の就学期。

社会人となって定年まで働く、就職。

定年後は60歳から80歳まで、のんびり余生を暮らす。

 

このような生き方のイメージは、昭和生まれの世代に主流だった価値観ではないでしょうか。

 

それが、LIFE SHIFTに代表させる人生100年時代価値観には、そぐわくなってきています。

今求められる、田中真澄先生の提唱する、人生観の再生の考え方、それは

人生 = 未就学期 + 就学期 + 就職 + 終身現役」です。

 

終身現役、死ぬまで現役で働くという、生き方のルネッサンス。

この時代を「就商期」とも言います。

 

この就商期では、自分の得意を磨き、自営業・勤勉家・商売・プロフェッショナル、いわゆる「事業主(オーナー)」として働きましょう。

 

事業の大きさですが、小回りが利く、一人起業、家族起業を田中先生は推奨しています。

 

2.仕事観の再生

それでは、就商期における事業主は、どのような仕事観を持てばよいのでしょうか。

 

サラリーマンは、労働基準法(労基法)により働く時間が制限されています。

そのため、自分中心のいわゆるサラリーマン根性で仕事に取り組んでいる方が多いでしょう。

 

一方、一人起業・家族起業の事業主はどうでしょうか。

 

労働基準法の第116条2項は、次のようにあります。

労働基準法は、同居の親族のみを使用する事業、および、家事使用人には、適用がありません。

 

そう、一人起業・家族起業の事業主は労基法が適用されません。

超労基法の仕事観で、年中無休、24時間受付、家族もこき使えます。

 

ただし、ここで大切なのは、実際に年中無休・24時間で働くことではありません。

早朝から深夜まで働くことを提唱しているわけではありません。

 

そのぐらいの気持ちでお客様に向き合うこと、すなわち「お客様中心のオーナー魂」で仕事に取り組むことが大切なのです。

 

サラリーマン 事業主
労基法 超労基法
自分中心 お客様中心
サラリーマン根性 オーナー魂

 

商売はいいお客様の数で決まる

では、お客様中心のオーナー魂で取り組み、実際に事業を成り立たせるにはどうすればよいのでしょうか。

 

ビジネス・商売は、お客様の数で決まります。

英語といった「We live on the lists.」、顧客リストの大切さを表した言葉があります。

 

田中真澄先生は、お客様が300人いれば、十分やっていけるとおっしゃっています。

 

ところで、あなたは年賀状を何枚出していますか?

定年後、もしくは定年を待たずに起業される方は、年賀状の送り先を300名まで増やしましょう。

その方々こそ、自分を呼んでくれるお客様になりうる人たちです。

自分の年金と思って、リストを増やしましょう。

 

いいお客様とは?

ところで、いいお客様とは、どういうお客様でしょうか。

次の3つの特徴が、いいお客様です。

 

  1. リピートオーダーしてくれる
  2. 紹介してくれる
  3. 金払いがいい

いいお客様を大切にしていきましょう。

 

3.能力観の再生

次はに能力観の再生です。

 

能力は、「能力 = 技術 × 知識 × 心構え」によって構成されています。

技術、知識は、それぞれの専門性に必要なことを磨いていく必要があります。

 

ここでは、能力の土台となる「心構え」に着目します。

心構えとは、心的態度、心を作る習慣とも言います。

 

そして、心構えは「心構え = 積極性 × 明朗性」と分解できます。

積極性とは熱意・情熱、明朗性は明るさです。

 

3−1.積極性の伸ばし方

それでは、積極性はどのように伸ばせばよいのでしょうか。

 

田中先生は、2つの種類の習慣作りが大切だと提唱しています。

それは、①行動習慣と、②考え方の習慣です。

行動習慣の代表として「初動習慣」、考え方の習慣として「凡人の成功法則」を紹介します。

 

①「初動習慣」の鍛え方

初動習慣には、3つの代表的な行動があります。

  1. 早起き
  2. 歩く
  3. しつけ三原則

早起きとは、朝6時半までに起床することです。

早く起きるには、早く寝ることも大切です。

早起きの方が、仕事の効率が1.5倍になるという、自衛隊の事例があるそうです。

 

歩くとは、一日7,000歩から10,000歩を歩くことです。

前を向いて、胸を開いて、1秒2歩のペースでリズムよく歩きましょう。

健康や体力維持にも良いですね。

 

しつけ三原則

3つめの「しつけ三原則」とは、その名の通り3つのポイントがあります。

  1. あいさつ
  2. 返事
  3. 後始末

まずは「あいさつ」

「あ:明るく、い:いつも、さ;先に、つ:続ける」で挨拶しましょう

 

次の「返事」は、「はい!」と元気な声でしましょう。

この際、ト音記号である「ソ」音が好感音なので、ソの音をイメージして返事をしましょう。

「一声、二姿、三学」というお芝居の用語にあるように、声はとても大切。

 

また、「はい」は「拝」という敬意・ありがたみにも通じます。

気持ちのいい返事は、相手にも思いが通じることでしょう。

 

最後は「後始末」

後始末の代表例は、玄関です。

あなたの家の玄関の靴はどういう状態ですか。

 

外出から帰ってきたら「玄関の靴をそろえる」ことをしましょう。

ポイントは、来客に靴の後ろを見せないこと、次にすぐに履きやすいこと。

すなわち、靴の足先が外向きになっていることです。

 

②凡人の成功法則

次は、もう一つの習慣である考え方「凡人の成功法則」です。

 

習慣とは毎日毎朝繰り返すこと

秀才と凡人の能力を次のように仮定するとしましょう。

秀才の能力:凡人の能力 = 100:50 = 2:1

 

秀才の能力が100として、凡人の能力はその半分の50。

凡人の能力1に対し、秀才は2の能力。

 

一方、凡人も3種類いるとしましょう。

1:現状維持

0.99:1%能力下がている人

1.01:1%能力上げている人

 

この人達が、100乗の行動を積み重ねるとその能力は

1の100乗:1

0.99の100乗:0.27

1.01の100乗:2.70

になります。

 

そう、我々凡人も、こつこつと自分の得意を磨き続ければ、秀才の能力をも超える可能性があるのです。

 

「凡人の成功法則」それは

①一点集中

②こつこつ

です。

 

このことに関する次の言葉があります。

「深く穴を掘れ。穴の直径は自然に広がる」

ひとつの得意・専門を深掘りしていくと、自然と対応できることも広がっていくのです。

 

3−2.明朗性

「心構え」を構成するもう一つの要素「明朗性」。

明朗性の伸ばす方法として、2つ紹介します。

①和顔愛語

②陽転思考

 

①和顔愛語

「和顔愛語」とは、相手に愛の会う言葉、相手にいい言葉を差し上げることです。

 

「和顔」になるには、表情は優しい笑顔がいいですね。

笑顔になるには「鏡の訓練(ミラートレーニング)」として、毎朝、鏡の前で笑顔を10回作ってみましょう。

 

「愛語」を送るには「3まめ」になりましょう。

  • 口まめ(電話)
  • 手まめ(手紙、メール)
  • 足まめ(面会)

 

②陽転思考

明るくなるもう一つのポイントは「陽転思考」です。

例えば、失敗もいい経験として捉えられるか。

かの松下幸之助さんは、船から海に落ちても「私は運がいい」と考えていたことで有名です。

 

最近では、十条商店街が活気があるとして有名ですね。

今、目の前の人・ことに一所懸命であれば 世間が味方をしてくれる好例でしょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

人生100年時代が現実のものになり、私達の人生観・仕事観の転換が求められています。

 

最後に、田中先生の「生きがい」の定義を紹介して終わりにします。

 

「生きがい、生きるはりあい」とは

  • 他者との交流
  • 自分の仕事がある
  • 自己決定

があること。

 

あなたも生涯現役・終身現役・臨終定年を見据えて、一人起業・家族起業の準備を始めませんか。

 

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